한국일보 "大きく飛んだSHINee、アイデンティティーを探すアルバム'Odd'" SHINee
2015年6月3日にカンミョンソク記者が書かれたSHINeeの4集目のアルバム'Odd'についての記事です。
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SHINeeは韓国のどの男性アイドルとも異なる。彼らはMVの中で女の手を無理に掴んだり、壁に押しつけたり、相手が自分の物だというように執着したりもしない。彼らには男の力強さで描写されている攻撃性がない。代わりに今回のアルバム[Odd]の'Love Sick'のように'君は花だ 緑の光 葉に濡れる雨水 君を飲んで感じて 何をしても喉が渇く'と愛する人に対した感情に繊細な表現をする。ミノがコンサートでシャープな腹筋を出しても、[Odd]のタイトル曲'View'のMVでは女性たちに拉致される立場だ。女性の中の一人はミノの前に背中を出しながらトップスを着替えた。男女が一緒にいるが穏やかさを感じるのは女で、彼女らはSHINeeを彼らだけの空間に連れて行きダンスと歌を鑑賞した。女たちは後ろ姿だけ画面に少し遮るようにSHINeeがダンスを踊り、'ノム アルムダウン-ダウン-ダウン-ダウン View'と'View'の歌詞はSHINeeが気持ちを伝えようとする相手ではなく、SHINeeをみている視線になる。
女がある緊張や危険性もなくとても美しいviewを持つ男たちを見て、一緒に遊ぶことができる。これは女が現実の男には殆ど実現不可能なファンタジーの劇団で、SHINeeはきっと現在の全世界でこのファンタジーを具現できる唯一のアイドルグループだ。異性に'お姉さんはとても綺麗'だと恥ずかしそうに告白する内気な少年でデビューし、'Juliette'や'Sherlock'で激しいパフォーマンスをしても'魂をさずけます'と誓ったり(Juliette) '僕が欲しい物は何か'(Sherlock)と悩んだ。[Odd]はSHINeeの根本的なコンセプトで作った。彼らは'お姉さんはとても綺麗'のように各自が違う普段着を着るように、SHINeeそのままの姿を見せてくれた。'お姉さんはとても綺麗'の少年たちは7年後'Love Sick'で初恋を連想させる姿で'弟みたいな僕にいたずらだけしてた君が変わり今は僕の女になった'と歌う。
だがSHINeeは単に出発点に戻ったのではない。彼らは'Love sick'に'お姉さんはとても綺麗'を描きだしたが、'Trigger'で'この夜のルシファー'と'Black hole'で'目覚めることができないDream girl'と過去の曲をとりあげた。'お姉さんはとても綺麗'を歌う時'コンテンポラリーバンド'という彼らの音楽的性格と'シャイ'な少年のコンセプトは事務所SMEがつけたものだ。しかし7年後'View'で'あの空を美しく折りたたむこの海を瓶に詰める時間もゆっくり歩く夢を叶えた'と美しく繊細な感受性を表現した作詞家はジョンヒョンだ。'お姉さんはとても綺麗'と'Lucifer'と'Dream girl'を経て'View'に到達する間、彼らは事務所がつけたコンセプトを自らのもので作った。
[Odd]の中のSHINeeの姿はメンバーたちが7年間自分たちで築いたSHINeeのその色がなければ成立不可能だ。'View'の1節はテミン-オニュ-キー-ジョンヒョンの順で進む。末っ子で始まった歌はチームで一番明るい声のメンバーとして、より色があり成人男性の声を持ったメンバーとして始まりクライマックスに近づく。クライマックスで待っているのはSHINeeだけのものだからなすことができる特有の明るく豊かな和音で、ステージでは複雑な隊形移動や大きな動きに代わり指先から肩まで腕の関節を細かく動かす群舞を見せる。キーが'見えはじめた音の色も鋭くなるのを感じる'を歌う時彼は指先を繊細に動かす動作を見せ、少しずつ大きくなる手振りは繰り返されてようやく腕をまっすぐに伸ばし肩と骨盤の関節を少しずつ動かすものへ変わる。清涼なポップが愛の大きさの代わりに繊細な表現に集中した歌詞とダンスと結合して、その結果他の男性アイドルとは全く異なったファンタジーを作り出すアイドルの絵と描かれる。
'Odd eye'-'Love sick'-'View'で始まるアルバムの最初の3曲はSHINeeだけが到達できる領域だ。それぞれの曲はもちろん3曲にまたがり、リズムがゆっくり早くなり雰囲気を高揚させる。'Odd eye'はリフレーンをまるでサンプルのように反復しながら1曲全体をメンバーたち各々の声を開発的に強調する。アルバムで聞く時シンプルなリズムで始まる'Love sick'がより印象的なことは'Odd eye'が最後まで暴発しないで雰囲気を維持したからだ。'Love sick'もやはり感情を最後まで追い詰める代わりに気分のいい雰囲気を演出して終わる。'View'はこの2曲が過ぎた後に流れ、ゆっくり感情を募らせたあと登場するタイトル曲は繊細な表現だけでも聞く人に強い没入を贈る。3曲にわたるグループの全体性は徐々に鮮明になり、SHINeeはやっと'コンテンポラリー'だからこそなせる音楽の中で彼らそのものの姿でパフォーマンスを完成させた。'View'はSHINeeが歌わなかったらクラブで聞くのが自然なエレクトロニカで、'Love sick'は文字そのもののポップだ。しかしSHINeeは2曲も異なる男性アイドルグループのように入っていき歌を歌い、群舞を踊る。
SMが与えたSHINeeという名前と'コンテンポラリーバンド'という音楽的な性格、歳上の女に笑いながら近づいたデビューはグループの色を瞬間で規定した。しかし'お姉さんはとても綺麗'後にはより強烈なパフォーマンスを掲げた'アミゴ'があった。その後には'RingDingDong'、'Lucifer'、'Sherlock'のように激しいパフォーマンスのために設計された曲を消化した。男性アイドルグループ史上で視覚的に強烈なパフォーマンスは必須要素なのは否めなく、グループの事務所はSMP(SM Music Performance)というパフォーマンスのためのジャンルを作るほどパフォーマンスを重視した。まだSHINeeのポップ的な要素とSMPの特性を共存させるノウハウがない会社はSHINeeに毎回挑戦をさせるように新たなコンセプトとキャラクターを演技させた。SHINeeの曲中の軽快な曲とパフォーマンスが均のとれた'Dream girl'もやはりスーツを着たダンディな男のキャラクターを演技しながらダンスの複雑な導線と 相当な活動量をかけた結果だった。'Everybody'はSHINeeの全体性とSHINeeが見せないといけない間のジレンマを極端に見せてくれた。歌は軽快なポップだったが、舞台の上の彼らは制服を着たまま複雑で激しい群舞をまさに機械的な完成度で見せてくれた。メンバーたちの実力はいつもずば抜けていて、結果の完成度もやはり時として驚異的だと言えるほどずば抜けていると同時にユニークだった。しかしSHINeeの全体性をどう音楽とパフォーマンスで込めるかについての答えは明快に出なかった。
しかし[Odd]でSHINeeは自ら彼らがどんなグループなのかを知っていて、自身達の個性を音楽の中にはめ込むのである。[Odd]の情緒的なトーンをつかむ'Odd eye'からがジョンヒョンの作詞/作曲だ。同時にSMはSHINeeのアイデンティティを生かすために3曲にまたがり、ゆっくり雰囲気をつかんでいく選択をし、一般的なジャンルの中でパフォーマンスが可能な音楽をデザインした。'Love sick'の1節はA-B-C-D構成だといってもいい程メンバーの声が変わる時度に変わる。それ程曲は段階的に変わりながら各自の音色を浮き彫りにしていて、この過程を経てゆっくり登場するクライマックスは強烈な愛の感情の代わりに和音を通して喜びに宙にそっと浮き上がるような気分の良い感じを演出する。これはSMの新たな源泉技術だといえそうだ。EXOの'ウルロン'でニュージャックスイングの中でアイドルの特性を溶かしたことに余り、彼らはSHINeeのように説明するのが難しいチームのキャラクターさえポップの範囲内で表現することができる。(よく分からない…EXOはSHINeeよりは簡単に、ポップの範囲内で説明できる…って事よね) カリオンのMC METAがラップを書いた'Alive'はもちろん、自身がラップを書いた'別れの道'でもミノのラップは過去と異なりヒップホップスタイルのバウンスを維持している。以前のSMの曲の雰囲気に合わせた、それ自体がまた違うジャンルと言わなけれなならない所謂'歌謡ラップ'であったなら、ジョンヒョンのソロ曲'Crazy'ではラッパーアイオンがフィーチャリングをしながら大衆的なジャンルを彼らの世界に取り入れた、今はSHINeeの歌の中でそんな要素を融合させている。
前の3曲を経て'Romance'-'Trigger'-'別れの道'-'君の歌になる'で進む[Odd]の中盤部はSMが様々?なジャンルをSHINeeの色を通してどれ程まで統合させることができるかをみせくれる。ラテンリズムを取り入れた 'Romace'、ヒップホップスタイルのビート入れた'Trigger'、バラードの雰囲気を少しR&B的な感じに取り入れた'別れの道'、しっとりしたバラードの'君の歌になる'など4曲はジャンルと雰囲気がそれぞれ異なる。タイトル曲でチームのキャラクターを披露し、アルバムの収録曲で多様なジャンルの曲でアルバムの購入者達の多様な趣向を満足させることは産業標準と言える程アイドルグループの一般的傾向だ。また4曲は恋に落ち、傷を受け、別れ、恋しいと思う愛の過程を見せながらロマンスについてファンのファンタジーを満たすのである。しかし'Trigger'とやはり強いビートを先立たせる'Alive'のハイライトは結局SHINeeの和音だ。'Alive'のリフレーンはシンコペーション(*)のバウンスで構成されているが、SHINeeはそれさえ彼らの和音として解決し、'君が光る時'を歌う時のようにこのビート上に叙情的な感性を付け入れた。'Romance'ではラテンリズムで始まる曲に彼らの和音が加わりかつ'Love sick'のように軽快な雰囲気の愛の歌になる。[Odd]はリフレーンだけでなく歌の要所要所に和音を6人目のメンバーのように使用され全てのスタイルの曲にSHINeeの雰囲気を付け入れている。ジャズで始まる타령(ターリョン:韓国民族音楽の一つ)みたいなメロディーさえ混ぜた'Woof woof'がジャンル的な特性だけ浮き彫りにしないで'本当に僕は時間が余ってるんだけど ワンちゃん好き?こっち来て 一緒に遊ぼう'のような歌詞のようにSHINee式の遊ぶ歌になるのは明るい雰囲気を持つ和音のためだ。SHINeeが毎回'Love sick'や'View'のような歌だけを出すことはないだろう。しかしSHINeeとSMは皆彼らの存在性を多様な音楽、特に今の大衆的な音楽に混ぜることできる方法を見つけた。SHINeeはもちろん、SMでも新たな時期の始まりだ。
しかし、この成就は長い間積み重なって可能となったこととも言えるが、同時にシステムが成し遂げた成果とも言える。SHINeeが彼らの存在性を音楽の中に吹き入れることができるのは長い間の経た経験と発展のためであると言えるだろう。しかし[Odd]の序盤3曲のようにSHINee特有の情緒を徐々に重ねることができるのは、そのような曲を会社とミュージシャンが要求する通りに作り出すことができるシステムがあるために可能なのである。ケンジのようにSMぬ長い間いたミュージシャンと多数の海外ミュージシャンたち、またディズのようなミュージシャンたちが異なるミュージシャンたちと共同で作曲家と編曲をする。これはSMがこれまでの数年で構築した'ライティングキャンプ'の結果物だ。招待を受けた多様な性向のミュージシャンたちがSMのスタジオに集まり互いの結果物を結合し、SMのA&Rチームはそこで各々のチームに合わせ曲を調整する。[Odd]はそのシステムがSHINeeのような独特な存在性を持つチームと出会った時どこまでいけるかに対する結果物なのだ。SHINeeも、SMも、SHINeeがどんなチームなのか正確に知る状態で多様なミュージシャンたちが結合しSHINeeの存在性を精巧で鮮明に表現するのだ。
またSMのビジュアル&アートディレクター ミンヒジン室長が主導するSHINeeのビジュアルは彼らの存在性んk多様な解析を吹き込む。SHINeeが彼らのファンに'美しいView'になれることは彼らが'View'のMVで事実上ファンタジーの空間だとしても好きな場所の選択が重要な役割をする。かれらはこの空間内で女の子たちと共に遊びながら完璧なファンタジーとしての存在となり、ここはMV内の女の子たちが現実ではスターである彼らを拉致したため可能となる。スターとしての現実は白黒で表現され、拉致された後'鋭くなったこと'を感じた後には明るく華やかなファンタジーが繰り広げられる。現実の中のSHINeeとファンたちの心の中にいるファンタジーとしてのSHINeeに重ね合わせられながら、拉致された後SHINeeは実体のSHINeeのメンバーとも異なる完璧なファンタジーとしてのアイドルとなる。SMのA&Rが固有のシステムの中でSHINeeを解析したならば、ミンヒジン室長はSHINeeが狂いみせることのできなかったファンタジーを新たに創造しながら彼らの存在性をより精巧で華やかに構築するのである。
SHINeeの始まりは明らかにSMが計画したまた一つのアイドルグループだった。それはおそらく東方神起やスーパージュニアと異なるグループを作ろうという発想でできたものとも言える。しかしSMが計画したツールの中でSHINeeは成長しながら自ら自身の存在性を作り出していき、SMのスタッフ達、ひいては海外もミュージシャンたちも各自の観点にSHINeeを解析した。それから、その解析は集大成[Odd]の結果物をどんな危険な感じもなしに、幻想の空間の中に僕と一緒に笑っているアイドルを目と耳で感じることができるよう作った。これは男性アイドル、またボーイバンドの一つの究極的な原型で、SHINeeはそれがすぐ自身の存在性だということを見せてくれる。そして[Odd]はSMの長い歴史が作り出したアイドルの究極的な支点と同時に彼ら自らも再現不可能な何かである。SHINeeのようなグループは再び計画することができるが、[Odd]と同じ結果物が出すことはできない。[Odd]は会社が設定したチームの性格を成長したメンバー達がチームの本当の存在性として作り、彼らはもちろん音楽とビジュアルを作っていく人々全てが、SHINeeがどんなチームなのかに対しての一致する解析が可能となった時作ることができる。そのため、会社が作り出したアイドルが自ら自身について知り、まさにその会社のシステムと人力との結合を通し一番理想的な瞬間を作り出した。本当にSHINeeとSMはもちろん韓国アイドルの歴史にある一つの頂点で、再び起きることのない瞬間である。
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